金融工学者 フィッシャー・ブラック
一本の数式が世界を変えた
ブラック=ショールズの公式を知っている人はどのくらいいるだろうか。
私もファイナンスについては現在勉強中で、ルーエンバーガーの金融工学入門を読んでいるところだ。
この本は、ブラックの一生をドラマのように描ききったもので、経済学の知識が一般教養レベルの私にはいまひとつ理解できなかった部分もあるが、それでも興味深く一気に読むことができた。
本来あるべき所得税とはいかなるものであろうか。
私は税金馬鹿なので、どうしても頭が租税の方に傾いてしまう。
ブラックは価格の高低を見抜き、裁定取引をして確実な収益を出すのが得意だったようだが、その前提としては、租税が中立であることが大切なのではないか。
日本の租税法は、直接的に市場をコントロールしすぎる。例の役員報酬が典型例だ。法人の役員報酬を固定化しようとしている。このように直接的な規制しかできないのは、無能無策であることの表れではないだろうか。役員報酬による税収のゆがみはもっと緩やかな方法で簡単にコントロールできなかったであろうか。会社法が役員報酬が原則として費用であることを宣言している一方で、役員報酬が費用にならないような法改正を堂々とする無神経なやり方が今もって信じられない。
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