つらい時、苦しい時に

November 10, 2007 05:00 PM
Category:[企業経営]


企業の経営者とは、たいへんな職業である。

 

独自性を強める税制

November 9, 2007 11:29 PM
Category:[租税制度について]


シャウプ税制は、もともと法人の実在ということに関しては否定的である。

本国アメリカは、法人と個人が並び立つ納税主体であるが、日本では法人は今でも巨大な定期預金のようなものである。要するに、個人の財産を別のポケットに入れて利殖する行為としてとらえているのだ。

研修会の講師 完了してホッと一息

November 2, 2007 08:17 PM
Category:[税理士事務所]


シリーズだった法人会の法人税実務講座の自分の分を終了して、今日は久々にホッと一息。

テーマが前回は「法人税のしくみ」、今回は「税制改正」ということで、

シャウプ税制からの連続性をもった我が国の法人税というものの考え方を

所得税制度全体の中に占める位置づけから明らかにし、

さらに今後の二元的所得概念の中で、法人税がいかにあるべきか、どのような方向性を目指していくのが筋なのか、比例税率が何%が妥当なのか、信託税制や役員給与の損金不算入がどこに由来しているのか、そのようなことを徹底的に論じてみた。

 

その中で、税制改正の今後の動きに触れ、現在の政府税調・財務省の考え方を整理し、規制緩和と現行税制とのギャップを浮き彫りにすることを試みた。

 

各論部分は、少々細かい減価償却制度やリース制度・役員給与関係、組織再編税制などをポイントだけ概覧する。

 

幸いなことに、私は会社法については、改正の最も大きな推進力となった江頭教授や武井弁護士に指導をいただいたし、信託法についても、政府の座長を務めておられた能見教授の講義をとっていた。企業会計審議会のドンのような神田教授の証券取引法(現在は金融商品取引法)のゼミ生でもある。知的財産権については、大御所の中山教授のゼミ生でもある。租税法は中里教授と宮崎弁護士、そして楽しい増井教授。銀行法は岩原先生。行政法の斉藤先生、小早川先生。

挙げればきりがないが、日本を代表する学者たちの歴々である。今更ながらたいへんな学恩を感じる次第だ。学生時代は特に優等生ということはなかったが、この方々のおかげで、今の私が存在する。私にはたいへんなコストを投資したバックグラウンドの知識が存在しているのだ。試験に合格するまではいかなかったが、実務上、何度となくこのような知識が私を助けてくれる。

税理士は税金だけのプロであってはならない。

実務は網の目のように相互に関連し、有機的に結びつき、ある制度とある制度とは表裏一体の関係にある。租税法を深く勉強すればするほど、他の法律との関連が明らかになり、他の法律を勉強するとまた一つ租税法が深くなる。お客様には、コンプリートな形での仕事や提案を提供したい。物事の一面しか見ない仕事では、いつか必ずお客様を傷つけることになるのである。

 

行政書士の仕事をするようになって、自分の仕事がもうひとつ幅が広がった気がしている。

今まであまりかかわってこなかった業法の類と真剣勝負でにらめっこすることが多くなり、六法で培った法の解釈や知識を違った形で適用することにより、税法の世界とパラレルワールドの関係にある異次元世界をも闊歩できるようになったからである。

 

今、私は仕事が楽しい。次元を超え、時空を超え、あらゆる法の世界を散歩する。文字の中を踊り、論理を楽しみ、言葉をもてあそび、世界の姿が違って見えてくる。

 

変な人かな?

そうかもしれない。またそれも良し。

世の中、楽しいだけでは生きていけないのである。一つくらい、楽しみがあってもよいではないか。