先日、私のブログを読んだ方から、
「崎山さんて、いったい何をしてるの?」
などと、まじまじと聞かれ、答えに窮した。
私とて、好きで忙しくしているわけではない。
はっきり言って、何が何だかわからないままに運命に振り回されているのであろう。
まず、所長となって、ルーティン・ワークが激増した。
考えることが多すぎる。
外部監査やら、地域応援隊やら、外部から要請される仕事も多い。
社内にも、問題点がいくつもあり、頭の痛い問題が棚上げ状態である。
また、今までの継続事案で、片付いていないものがどんどん滞留していく状態で、
どうにも、はけていかない。
にもかかわらず、ウェブ上に公開しているスケジュールは、どんどんいっぱいになり、私には自分の仕事をする時間が毎日、ほとんどないのだ。
仕事をするのをやめようと思うのだが、いったい誰が仕事を引き継いでくれるというのか。
結局、根性で睡眠時間を削るようなことをしているわけである。
今日はクライアントのレストランで、コリアンの会計士にお会いした。
彼女のライセンスはロシアで取ったものらしく、クライアントであるロシア企業の日本進出の準備のために来日しているのである。
まだ若く、モンゴロイドの美しい顔立ちの女性であったが、私が眩しく感じたのは、そんなところではない。
スペシャリストとして、クライアントの外国進出の基盤づくりという重大な任務を背負って、外国に行く。
私が学生の頃に夢見た、渉外業務ではないか!
やりがいのある仕事を、誇り高く完璧にやり遂げる―
日常にカビが生えてきた私には、ロシア人の彼と、コリアンの彼女が、いささか眩しく感じられた次第だ。
私は、今、つまらない仕事を多くしている。
ついこの前までは、ドキドキわくわくしながら、新しい仕事を創出し、
同僚たちとともに、悩みながら壁をぶち壊し、ブレークスルーを繰り返してきたのだ。
今の当社は、私が入社したころの会計事務所とはずいぶん変わってきているはずだ。
仕事の幅も、種類も、深さも、すべてが一回り大きくなっているに違いない。
これを計画し、遂行してきたのは、私と、私についてきてくれた同僚たちだ。
私には、私たちが次世代の崎山会計を創業してきたという自負がある。
時は遷り、私たちは皆、ルーティン・ワークにかかりきりだ。
これでよいのか?そんなはずはないではないか。
コツコツとする仕事は、どんな会社にも必ず必要なものである。
しかし、私は大量生産のステレオタイプな仕事を自分がしようとは思わない。
否、できるとも思えない。
人には向き不向きがあり、私に向いているのは道なき道を突っ走る鉄砲玉なのだ。
スポーツ新聞にスリ団が捕まったという報道があってバーチャンズ11という命名に爆笑した。
最強メンバーのオーシャンズ11崎山会計版を召集したいものだが、
もうメンバーは集まらないであろうか。
何でも一人ぼっちでやらなければならない。
ひとにはそれぞれの人生がある。
私はわたし。君はきみ。彼はかれ。彼女はかのじょ。
私も、何とかこの体勢を立て直し、主体的に生きる人生を取り返したい。
始まりに帰れ。
やりたいからやる。やらされることはやらない。
日常にさびて殺されていくのはいけないことだ。
それこそが自分をもっとも粗末に扱うことだからだ。
ハーム・プリンシプルと呼ばれるJSミルの言によれば、
君は、他人を傷つけない限り、いかなる選択をすることも自由である。
そして、君が自分を粗末にすることは、君を大切に思っている人を傷つけるのだ。
眠くなってきたら、支離滅裂になってきたようだ。
お休みなさい。
今日明日は、ある研修で出張中である。
朝、高岡発7時23分のしらさぎに乗って、
やってきました、ひさびさの名古屋。
暑い。
着替えやらパソコンやら持って歩くと、5分でも暑い。
講師の言によれば、名古屋は「ネットリと」暑いのだそうだ。
私の人生において、最も耐えられない暑さは、
19歳のときに体験した京都の夏であった。
寝汗をかきむしりながらまんじりと朝を迎えたものだ。
あれに比べれば、まだましというものだろう。
6時過ぎに研修を終えたが、その後、電話の嵐で、
ホテルにチェックインをしてからも栄まで歩いて行って帰ってこれたくらい、
電話をしていた。
離婚の相談やら、訪問販売の相談やら、果ては地方税の申告書に至るまで、
よくもまあ、こんなにバリエーションに富んだ相談が来るものだ。
ホテルに帰ってきたときは、すでに9時になっていた。
腹が減った……。
そう思ったところで、うな重の写真が目に入る。
決めた。今日はウナギにしよう。
一人は気ままなものである。
店に入ると、少し欲が出てきた。
そうだ。「ひつまぶし」とやらを食べてみようじゃないか。
暇つぶしではないぞ。
一度食べてみたいと思っていたのだ。
出てきてみると、食べ方がわからない。
店の人をつかまえて、3回美味しいという食べ方を習った。
しかし、几帳面な私は、3つに分けることができず、
きちんと4等分して、4回に分けて食べることにした。
1回目、うな重もどき。
皮がカリカリに焼いてあるので、香ばしい。
2回目、薬味とワサビで召し上がれ。
ワサビと甘いたれがあうかどうか疑問だったが、意外と合う。うまい。
3回目、再びうな重もどき。
やはり浜松が近いせいか、うなぎがうまい。
4回目、期待のホープ、だし汁をかけて食べる。
これはいける。先程のワサビと薬味の残りを入れてみるとさらに香りがアップした。
腹いっぱいになって、ビールで赤鬼のようになって、すっかり満足した。
いや、本家のひつまぶし亭に行ったらもっとおいしいのだろうか。
私はこれでも十分満足だ。
食べたことのない人は、一度お勧めする。
皮がカリカリで、うな重とはまた一味違うと思う。
今日の研修の復習をゆっくりしようと思っていたのだが、
すっかりいい気分になってしまった。
ちょっとサボろうかな。
それでは、御機嫌よう。