先般より、さるクライアント同士の業務提携に動いていた。
営業力はあるが、ノウハウがない会社と、
ノウハウはあるが、資金力がない会社の
マッチングを試みたのである。
ほぼ、当初の思惑どおりに事が運び、
今日、宴席で、事実上の提携が無事成立した。
結果のほどは、これから、というところだが、
ベストな形で、両方のクライアントに幸せを運ぶキューピッドになれたようだ。
縁の下の力持ち。
私は、そんな役割である。
両者を何度となく交渉の場に立たせるうちに、
次第に、両者に信頼関係が生まれる。
その中で、私の影がどんどん薄くなっていく。
子供が育っていくような、一抹の寂しさを感じながら、
私は、黒子になっていく。
それもよしとしよう。
私の仕事は、お客様に幸せになっていただくこと。
いつか、ふと、私が歴史の転換期にそこにいたことを
思い出してもらえるだろう。
AB型は、計算高い、策士であるという。
さまざまな要素を計算し、人の心を読み、展開を予測し、その対策を準備する。
確かに、私にはそのような傾向がある。
いつもパチパチ算盤をはじいているように思う人もいるに違いない。
資格がこれまた、税理士である。
挙句、法律などを根拠として、理屈っぽい表現が多い。
どうも、他人に好かれないようだ。
ときに、さびしくなるのである。
基本的には、信頼にこたえようとして最大限の努力をしているはずなのに。
たとえ命を削る思いをしても、約束を守り、全力を尽くし、自己犠牲的に行動するのが私なのに。
自分が不幸になる選択だとしても、決して厭いはしないのに。
それでも、私は憎まれ、疎まれるように思えるのは気のせいか。
皆に好かれようなどと、そんな甘いことを思うわけではない。
しかし、仲間だと思っている人に嫌われたり疎まれたりするのは
とてもつらいことである。
齢43年。
私も、人並みに年輪を刻んできた。
自分の生き方に、後悔はしない。
いつも、悩みながら、苦渋の決断をしてきたのである。
その決断は、その瞬間にはベストのものだった。
もちろん、いろいろと、思いはある。
もしも、もしも…
仮説はいくらでもある。
だが、人生は二度はないのだ。
信念のおもむくままに生きる。
一人ぼっちでもやり遂げる。
竜馬のように、前だけをひたすら見て、馬車馬のように生きていく。
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